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トランプは本当にアホなのか? [政治]

 アメリカの次期大統領選からはや1週間以上が経とうとしているが、今回は嫌われ者同士の、アホ(トランプ)か悪党(ヒラリー)のどちらかを選択する選挙と言われていたが、私は10ポイント以上離していないとヒラリーは危ないと思っていたのだが、予想が的中してしまった。前回のイギリスのEU離脱に続いて、アメリカもグローバル化の流れに対して待ったをかけるような結果になってしまった。

 しかし、世間で言われているようにトランプは本当にアホなのだろうか?トランプはペンシルベニア大学を卒業している。ペンシルベニア大はここ数年の世界大学ランキングでは、大体10番台の後半と言ったところ(17、18番当たり)。日本の最高学府の東大が大体40番くらいだから、日本人でトランプのことを「アホ」と言える人はいないということになってしまう。ちなみにトランプの長女のイバンカさんはペンシルベニア大を首席で卒業しているらしい。トランプ家はなかなか優秀だ。

 アメリカでは大体長くて8年くらいの周期で共和党と民主党の大統領が交互に入れ替わっている。アメリカではどんなに名大統領が輩出されてもほぼ例外なく政党が入れ替わる。逆にアメリカが本当に危険な状態になる時は、今の日本のようにたまたまある政党が良い政策を行うと、ずっとそれが続いてしまうようになった時なのだろう。政権交代は民主主義の戦略だと思う。それに勝る戦術はないように思う。

 アメリカが公民権運動以前のアメリカに戻ってしまうのではないかと危惧する人もいるが、よほどのことが起きない限り、時代が逆戻りするようなことにはならないだろう。マイノリティーへの配慮はオバマ大統領が頑張ってこの8年間である程度の所まではきた。ヒラリーがそれを引き継いでさらに進めたとしても、これまで以上の進捗はおそらく望めないだろう。

 アメリカは後8年後には、白人の数は半分を切って間違いなくマイノリティーになってしまうらしい。その前にアメリカの建国の精神に戻って、今回はもう一度白人の強い国家を目指した方が伸びしろがあるように思う。もちろん、白人のバカを優遇するよりは、有色人種の賢い人を優遇した方が国が栄えるのは分かっている。だが、それはそんなに急いでやる必要もないように思う。揺り返しながらもゆっくりと正しい方向に向かっていることが重要だと思う。

 前回のイギリス国民同様に、アメリカ国民は今回賢い選択をしたと私は信じたい。

by チイ


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