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本当の所、レコードのレット・イット・ビーのピアノはどうやって弾いているのだろうか? [音楽]

 今年も今日からアドベントに入って、残り1ヶ月をきってしまいましたが、年の瀬になると私の頭の中で鳴ってる曲と言えば、Let It Beです。この曲は、ポールがビートルズの後期に、グループが解散してしまったらどうなるんだろうかと思い悩んでいる時に、夢の中でポールが幼い頃に亡くなった母親のメアリーが枕元に立って、「成るようになります。」というお告げを聞いたという趣旨の歌なのですが、欧米ではMary(メアリー)は、聖母マリアのことなので、世の人は聖母マリアのことを歌っている曲なんだなと理解したようです。

 実際にこの曲をレコードのとおりにピアノで弾こうとすると、なかなか思うようにいきません。耳コピで完全コピーできる人はいいのですが、そうで無い人に取っては譜面で探してみても実際の音にはほど遠いものばかりです。私は、最近になってようやく自分でこれが正解だと思える譜面を作ることができました。(完コピとまでは行かないと思いますが、正解に限りなく近いのではないかと満足しています。)

 それで同じような悩みを持つ人のために、作成した譜面をネットに上げることにしました。Let It Beはピアノの練習曲などとよく揶揄されたりしますが、実際にはレコードの感じを出して弾くのにはかなりの技術を要します。譜面を見ていただければ分かると思いますが、特に左手のベースの内声部の音がかなり細かく動いています。武満徹が「Beatlesの曲は単純な和音でありながら、聴くたびに新しい発見がある。」と言っていましたが、Let It Beはまさにそのような曲だと思います。


 音楽を、特にピアノを愛する人にとって良いクリスマス・プレゼントになる事を祈っています。^^;



(フォルダの置き場所)




Let It Beという名前のフォルダに以下の4つのファイルが入っています。

Let_It_Be.mscz (Let It Beの譜面のミューズスコア形式のファイルです。)

Let_It_Be.pdf (上記のファイルのPDF版です。)

Let_it_Be(2).mscz (Let It Be(2)の譜面のミューズスコア形式のファイルです。)

Let_it_Be(2).pdf (上記のファイルのPDF版です。)


Let_it_Be(2)は、Let_It_Beでの中間部の間奏の8小節の部分だけを抜き出したものです。Let_It_Beの間奏はピアノのバッキング(かの有名なジョージ・ハリスンのギターソロに合わせたピアノのバッキング)になっていますが、Let_it_Be(2)は、その部分をエレキギターの旋律をピアノ用にアレンジしたものになっています。ピアノ一本で弾く場合は、Let_it_Beの間奏の8小節を、Let_it_Be(2)のものに置き換えて演奏してください。まずは、MuseScoreにmsczファイルを取り込んで再生して、実際の譜面の音を聴いてみるところからはじめるのをお勧めします。MuseScoreが既にインストールされている場合は、ダウンロードしたmsczファイルをクリックするだけで、MuseScoreにその情報が取り込まれます。


by  チイ

 

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コメント 2

soumon-kaden

Let_It_Beのファイルで、Am/Gのコードで、右手のA(ラ)の音が入れ間違えてG(ソ)になっていました。自分で直すか、再度取り込み直してください。(現行のものは既に直してあります。)
by soumon-kaden (2019-12-06 03:32) 

soumon-kaden

コメント1に書いたことですが、ここのコードはC/Gでも良いそうで、右手は最初に入れていたG(ソ)の音でもOKです。(レコードはこちらのコードになっているようです。)好みでどちらか選択してください。全部で3ヶ所あります。(作曲家の竹内淳さんに教えていただきました^^;)
by soumon-kaden (2019-12-09 23:13) 

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