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日本の清流 [風物]

 最近、BSかNHKの番組で日本の清流の紹介で「仁淀川」の特集が上映されていた。特に最近、日本の最後の清流と言えば、「四万十川」や「仁淀川」などの四国の河川が紹介されることが多くなってきているように思う。昔は、日本の清流と言えば、富士の湧水の「柿田川」や釧路湿原の「釧路川」などの他にも東北地方や信州などにも清流と言われるような河川はまだたくさんあると思っていたのだが、最近はどうなのだろうか?四国は列島の中で、まだ新幹線も走ってないような僻地なので、自然が一番荒らされていないということなのだろうか?

 私の実家は、松山市内の国道33号線沿いにあるのだが、この国道33号線は愛媛県の松山市から高知県の高知市に至る国道で、仁淀川はこの33号線沿いを併走するように流れている。仁淀川は高知県を流れている河川であるが、その源泉の一つは愛媛県側の石鎚山山麓の面河渓谷から発していて、四国を愛媛県側から高知県側に北から南に横断して大平洋に注ぐ大河なのである。面河渓谷は高校1年の時の野外活動の一環のサマーキャンプで行ったこともある。映像の中で、夏、仁淀川で泳ぐ子供たちの映像が紹介されていた。今日本の河川の中で、水質を気にしないで夏に子供たちが自由に泳げる河川って、どれくらい残っているのだろうか?

 私は小学校5年生の時まで、愛媛県の宇和島市という所で育った。宇和島市の周りには、薬師谷渓谷や滑床渓谷などの清流があって、私が子供の頃はその清流で子供たちが自由に泳ぎまわっていた。私が住んでいた宇和島市内のすぐ近くの川でも、夏の夜になると蛍が飛んで来るのは当たり前の光景だった。(今では、蛍は清流にしか生息しないと言われているが。)今の子供たちの中で、夏の風物詩として、清流や蛍が日常にある生活をおくれている子供たちはどれくらいいるのだろうか?子供の頃にこうした自然と触れ合う機会を持つのは、大人になってからも貴重な体験としてその人の財産になるはずなのだが。

 高知のもうひとつの清流である「四万十川」も、一時期は日本の最後の清流として騒がれた時期もあったが、今はどうなのだろうか?四万十川はカヌーやカヤックをやる人のメッカ(聖地)になってしまってからは、かなり荒らされてきているのではないだろうか?グーグルアースで四万十川を検索していると、四万十川の支流で「黒尊川」というのを見つけた。黒尊川は、現在四万十川の支流の中では最後の清流と言われていて唯一人の手の入っていない河川らしい。この黒尊川は宇和島市の鬼ヶ城三本杭(さんぼんぐい)、権現山などの1000m級の山を源泉にして高知県側を流れている河川で、県境のそうとうな僻地な場所である。「鬼ヶ城」や「権現山」は私が子供の頃に住んでいた宇和島の家から直に毎日眺めていた山だが、結局一度も登ることはなかった。死ぬまでには、一度、鬼ヶ城->三本抗->黒尊川->四万十川のコースを辿って、大平洋まで行ってみたいと思っている。

 「仁淀川」

byチイ 


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