SSブログ

日本のサッカー [スポーツ]

 今週の金曜日からいよいよ2014ワールドカップブラジル大会が始まるが、今回のザックジャパンはどこまで勝ち進めるのだろうか?今回1次リーグで日本が入っているC組は突出したチームもなく籤運にも恵まれてはいるが、いずれにしても今の日本のFIFAランクは40番台の後半で、出場チーム中、後ろから4、5番目らしいので、実力から考えた場合、過度の期待はしない方がいいのかもしれない。

 1次リーグを突破できたのは、2回目と前回の4回目の南アフリカ大会だけなので、周期的には今回は突破できないサイクルに当たっている。また朝日新聞の記事を見ていて気が付いたのだが、以外にも海外組の選手が多い年は突破できていない。特に今回は海外組選手が過去最多で、しかも名門クラブで長い間ほとんど使ってもらえていない選手や故障者が多いので、そういう意味でも今回はかなりきびしいかもしれない。

 ただ今回注目すべきは、大会前のNHKのザックジャパンの特集番組ではじめて知ったのだが、今回のチームはオフェンスを中心にチームを構成しているらしい。これまでの日本代表はジーコの時を除いては全てディフェンスを中心にチームを構成していた。ここのところ、ディフェンスがかなり失点してしまうという試合が続いていたので心配していたのだが、ディフェンスが失点する確率は高いが、それでも攻撃的なサッカーをぶれないで貫き通すということらしい。私もいままで日本サッカーはずっと守備中心の時代が続いたので、一度攻撃型のサッカーをやってみてもいいのではないか?と思っていたので、今回はその良い機会になるだろう。

 ジーコが監督の時代は、守備、攻撃どちらを中心にするか?というような選択ではなくて、多分選手の自主性を一番大事にしたのだと思う。ジーコはブラジル代表を扱うように日本代表を大人として扱ったのだと思う。これは学問で言うと、いきなり本物の学問に直結するような教え方だと思う。これが出来るのはおそらく東大や京大の上位1割くらいの人達だけだろうから、日本代表がまだそのレベルには達していなかったのだろう。ある程度範囲を設けて、決まり事や約束事を作ってやった方が今の日本のサッカーのレベルには合っているということなのだと思う。

 今回の攻撃型サッカーでも日本の攻撃スタイルは基本はパスサッカーになると思う。どのようにしてパスで相手の守備体系を壊して得点するか?ということになると思う。日本の得点パターンって、最後までパスを繋ぎきって、最後もインサイドキックでゴールにボールを流し込むようなシーンや相手の裏をつくような動きやスルーパスで得点するシーンが多い。ただ、ワールドクラスとの対戦になると、さすがにパスサッカーだけでは通用しなくなる。相手もそのつもりで予測して守ってくるだろうし、いずれにしてもパスだけだと攻撃にメリハリが無く、単調になって見ていても面白くない。

 日本代表の試合を見ていていつも思うのは、自分の前に大きなスペースがあるような場合でも、そこに自分でドリブルで切り込んでいかないで、すぐに味方にパスをしてしまうようなシーンが多いということだ。またブラジルのようなレベルの高いチームだと中盤からすぐにプレスをかけられて、パスをした瞬間に相手選手が寄ってきてパスコースを消されてしまったような場合の対処の仕方だ。日本のFWにネイマ―ルやメッシのようにドリブルで切り込んでいって、フェイントで2、3人交わして、最後に力強いインステップキックでシュートするというようなことはなかなか難しいのかもしれない。でも、ペナルティーエリアの近くでスペースがあった場合は、何回かに一回は自分でドリブルで仕掛けてほしい。たとえ失敗しても相手も個人技を警戒しなくてはいけなくなるので、その分ヴァリエーションが増えてパスも通りやすくなる。

 今回は日本代表にとっても攻撃型サッカーははじめての試みになるわけだから、色々なヴァリエーションを試してほしい。間違ってもゴールすることではなくて、綺麗にパスを繋ぐことだけに注力するような試合だけはしてほしくない。何事もバランス感覚が重要だ。勝負しなければいけない時は失敗してもいいから個人技で果敢に攻めてほしい。

by チイ


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:スポーツ

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。