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ファインマンと朝永振一郎の容姿は似ていると思う [社会]

 先月、オバマ大統領が来日した際、TPP交渉で米通商代表の「フロマン氏」も一緒に来日していたのをTVで見て、この人はひょっとしたらユダヤ人ではないか?と思ってWebで調べてみたら予想は当たっていた。最近、私はユダヤ人の国際的な動向が非常に気になっていて、調べているうちにユダヤ人の顔のパターン認識がある程度正確にできるようになってしまった。

 TPPのような両国間の利害がもろにぶつかるような交渉では、「フロマン氏」のような頭脳明晰でかつタフ・ネゴシエーターが選ばれることになるが、多くの場合はその任にはユダヤ人が適任のようだ。甘利さんがインタビューで、「もう一度この仕事をやりたいかと聞かれればやりたくない。」というような趣旨のことを言っていたが、多分、「フロマン氏」に恫喝され脅されて、最終的にはアメリカの要求をほとんど呑まないといけなくなってしまうのだろう。甘利さんは、本当に気の毒だなと思ってしまう。

 歴史的に見て、日本が駄目になって行く時って、あるパターンのようなものがあって、WASPやユダヤ人との関係が良くなくなって(もっと正確に言うと、WASPやユダヤ人の圧倒的な「知」のパワーについて行けなくなって、「モノつくり」がうまく行かなくなって)、その反動として大陸(中国や韓国、北朝鮮など)に手を出してしまうというパターンだ。

 安倍さんは、政治家としては昔の長州閥の名門の出だから、お祖父さんやお父さんから戦後日本が戦勝国からどんなに不当な扱いを受けてきたかを延々と聞かされて育ったのだろう。だからそれを少しでもまともな方向に戻したいという気持ちは分からないではない。ただ、現状の日本の国の力や努力だけではどうにもならないような問題にものすごくエネルギーを使ってしまっているように思えてならない。もっと他にやるべきことがあるように思う。

 そのエネルギーを経済に注力してくれと言う人達の意見も「モノつくり」一辺倒の話ばかりで、本質的ではないように思う。日本は工学が中心の国なので、「モノつくりは2次電流だ。」と言ってしまうと多くの人から反感を買ってしまいそうだが、今日本の「モノつくり」が「ソフトウエアリッチ」の時代になってうまくいかなくなってきているのは、1次電流である「知」そのものが大きな転換点にあって、それに伴って「モノつくり」自体も大きな変革を迫られているからだということに気ずいている人は少ない。

 日本の有識者の中には、欧米に「経済のルール」や「モノつくりのルール」を彼らの都合のいいように勝手に変えられてしまったという論調が多いが、彼らは自分達が得意な技術の方向にルールを無理やりに持って行っているわけではない。日本人は、競争を、とかく人為的な「ビジネスルール」みたいな話に結びつけたがるが、それよりも彼らは、「知」の流れが指し示す方向に自らも適応して、自分達の能力もそれに合わせて進化させていっているだけの話だ。

 日本が「モノつくり」でこれからもうまくやっていきたいと思うなら、その1段上の「知」のレベルを欧米の先進国並みのレベルに上げない限り、これからの「モノつくり」はうまく回らなくなってしまうと思う。それは成熟国家になるための宿命のようなものだ。(それは以前にも書いたが、「山本五十六の残した宿題」と言ってもいいのかもしれない。日本人はまだこの宿題が出来ていない。)

 話は変わるが、ユダヤ人の顔のパターン認識ができるようになってから、最近ふと思ったのだが、「ファインマン」と「朝永振一郎」の容姿は似ていると思う。「ファインマン」の中にも東洋人の血が流れているのだ。

imagesCAW95UXF.jpg ファインマン

tomonaga.jpg 朝永振一郎

by チイ


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