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鳩山内閣発足 [政治]

 今日、民主党の鳩山由紀夫氏が国会で首相指名を受けて、第93代の内閣総理大臣に就任し、鳩山内閣が発足した。鳩山さんは工学博士、今回の目玉の「国家戦略局」の菅さんは理学部の出身ということもあって、理系コンビのお手並み拝見というところでしょうか?

今読んでいる、堺屋太一著の「凄い時代」のはじめに、「凄い時代である。一年前は大昔、二年先はまったく新しい世の中になるだろう。」というくだりがある。実際、昨年のリーマンショックからちょうど一年経ったが、この間世の中はすさまじい勢いで変貌をとげている。

この秋から来年はじめにかけて、経済が「二番底」に入るといわれているが、これがどれほどの落ち込みになるかで、新内閣の舵取りや命運も変わってくるだろう。今は選挙公約のマニフェストの確実な遂行が言われているし、まだまだこれから新内閣運営でも試行錯誤が必要だろうが、時の流れのスピードがそれを許さないかもしれない。


 

 脱官僚の政治が叫ばれているが、このブログでも書いた21世紀の成長産業である、医療、介護、教育、環境、農業などの分野はまだまだ官僚の利権の巣窟で、これを壊していく以外にこれらの産業の発展は望めない。製造業の発展だけではもうどうにもならないところまで来てしまっている。

今日本は中途半端な立ち位置にいる。BRICsの国々が目指している「工業化社会」はもう卒業しているはずなのに、欧米のような「知価社会」にはまだ移行できていない。その狭間でこれからどっちに行こうかと様子見状態といったところだ。これは前にも書いたが、後ろにひき返せばそこでは勝利できるかもしれないがジリ貧の戦いになるし、前に進む道は日本人の苦手な分野への挑戦になる。

私は、21世紀は少なくと先進国においては、個人がなるべく個人的なモノを所有しない時代になると思っている。逆にいうと、個人的なモノはなるべく所有しないで、それを必要な時にサービスで受ける形態にシフトしていくことになると考えている。これは先進国での消費者のライフスタイルの変遷、今後の地球資源、地球環境などを考えた場合、そうならざるを得ないと考えている。これを実現するのは確かに難しいことだが、先進国ではこの変化に対応できた製造業だけが生き残ることになると思う。

by チイ


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